はじめての日本神話 ヤマタノオロチ

「因幡の白兎」に進む▶

ヤマタノオロチってどんなバケモノ?

ヤマタノオロチが登場する神話については、
スサノオでまとめていますので、こちらをどうぞ
このページでは、ヤマタノオロチそのものについて紹介します!

『古事記』・『日本書紀』で描かれているヤマタノオロチは、

と書かれています
そして、人の娘をさらっていく
うん、バケモンやがな!
そして、そのバケモノをスサノオは倒すわけです

だとすればスサノオは思っている以上にスゴイですよね!

その時、舞台となったのが出雲市に流れる斐伊川(ひいかわ)です

実際に、斐伊川沿いにはヤマタノオロチの住処だった場所や、
酒に酔ったヤマタノオロチが枕にした山や、
ヤマタノオロチの首を埋めた場所など、
神話ゆかりの場所が数多くあります!

ヤマタノオロチって結局なに?

と、まあここまで書いてきましたが、
こんなデカいバケモノが実際にいるわけも無く・・・

ヤマタノオロチとは何かをデフォルメしたものだとされています
その何かとは?
実は、斐伊川そのものだと言われています!
斐伊川の写真をもう一度見てもらうと、

川が少し赤く見えませんか?
実は斐伊川は鉄分が多く、赤く見える川なんです

そして、ここで思い出して欲しいのが、
ヤマタノオロチの腹は血で赤くにじんでいることと、
ヤマタノオロチの尻尾から神器の剣が出てきたことです!

つまり、ヤマタノオロチ神話とは、

といった出来事をデフォルメした話だという訳です!
ヤマタノオロチの正体が赤い川だったとしたら
大きすぎるサイズにも納得がいきますね!

まとめ

でも、神話というのは不思議なもので、
神話の舞台と呼ばれる場所は数多く存在し、
その伝承はいつからなのか不明なほど古いものばかり
なので、まるで本当にあった出来事のように思えてしまう

だから面白んですよね~
もしかしたら、記述よりも小さいサイズで
実際にヤマタノオロチがいたのかも!?
そんなことを言っても誰も否定できないのが
神話の面白いところです!
こういったユーモアって大事ですよね~(笑)

さて、次のページでは正真正銘のしゃべる動物が出てきます!
それが「因幡の白兎です」

「因幡の白兎」に進む▶

「はじめての日本神話」に戻る