はじめての日本神話

日本神話の有名人4人! 
スサノオ

犯罪者スサノオ

スサノオは、神の国を治めるアマテラスの弟です。 ただ、少し素行に問題がありまして~。 彼がやった行動の一部を並べると。

といった感じです(こんなのイラストに出来ません!) 特に最後の出来事で、その娘はおどろいた拍子に転んで、 打ち所が悪く、〇んでしまいます。 それを聞いたアマテラスはショックを受けて、洞窟に引きこもってしまいます。 そして天岩戸神話に繋がるという訳です。 アマテラスが出てきて世界に明るさが戻ると、 神様たちは騒動の原因となったスサノオの財産を没収し、 メッタメッタのギッタギッタにしたあと、スサノオを神の国から追放します。

ここだけを見るとスサノオはかなりヤバい神様ですが、 ここで終わらないのがスサノオです!

逆転人生(神生?)のはじまりです!

英雄スサノオ/「ヤマタノオロチ神話」

スサノオが英雄へと変わったのが、「ヤマタノオロチ神話」です。 そして、この話から神話の舞台は、神の国から出雲に移ります。 「ヤマタノオロチ神話」がどんなストーリーなのか、簡単にまとめると、、、、


神の国を追放されたスサノオ。
悲しみで地上をさまよっていると、
今の出雲にたどり着く。
そこに、スサノオ以上に
悲しそうな家族を見つける。
訳を聞いてみると、

出雲の家族・父 「この時期になると、ヤマタノオロチというバケモノがやってきて、 毎年一人ずつ子どもたちを連れ去ってしまうんです。 そしてとうとう、この姫が最後の一人になってしまったのです。」

その姫に一目ぼれするスサノオ。

スサノオ 「そんなら俺がヤマタノオロチを退治してやるから、その姫を俺にくれ!」

図①

退治してくれるならと出雲の家族側は
「いいよ」の返事。

スサノオ 「よし、じゃあ、強い酒を用意してくれ!それをバケモノに飲ませて、眠らせたらやっつけるから!」

そして、とうとうやってきたヤマタノオロチ。
図②
作戦通りヤマタノオロチは、酒を飲んで、
酔っぱらって、眠ってしまう。

スサノオ 「今だ!」

そしてスサノオは見事に
ヤマタノオロチを退治することに成功!
この時、ヤマタノオロチの尻尾から、
立派な剣が出てくる。
心を入れ替えたスサノオは、
アマテラスにその立派な剣を贈る。
図③
出雲で英雄となったスサノオ。
約束通り姫とも結婚。
そして、スサノオは出雲で
いつまでも幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。


、、、といった具合です。

「なんでヤマタノオロチの尻尾から剣が出てくるねん!」 って、ツッコまないようにしてくださいね~。 だってこれ、神話だから。

まとめ

ヤマタノオロチから出てきた剣が神器となります。 これで勾玉、鏡、剣の「三種の神器」が揃いました! そう、天岩戸神話とヤマタノオロチ神話の二つは、 実は「三種の神器」誕生神話でもあるんですね~。

さて、スサノオがどんな神様なのかを見ていくと、 「スサノオってどんな神様やねん!」 「そらアマテラスも引きこもるわ!」 って思ってしまいますよね。 全力でアマテラスを擁護してあげましょう!

そして最大の謎が、 「結局、スサノオは何の神様やねん!」 ですよね。 実はスサノオはかつて、海を治めていたんです。 ただ、素行が悪いだけに海は荒れまくって暴風雨も吹き荒れていたとか。 そして、犯罪を起こし、英雄となり、結婚するという神様なので、 荒ぶる海や暴風雨の神様・厄払いと縁結びの神様 だとされています。

アマテラスと和解した後、スサノオは出雲で暮らし始めます。 そして、スサノオの孫の、孫の、子どもが、縁結びで有名な「オオクニヌシ」です。

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