はじめての日本神話

天皇家に関する有名人3人! 
モモソ姫

モモソ姫って誰?

はっきりといいます! モモソ姫は日本神話でほとんど登場しません! じゃあこのページいるんかいな!って話なんですが、 実は彼女が卑弥呼ではないかという説が、 近年ひそかに注目を集めているんです! そのきっかけとなっているのが、1つの古墳です。 奈良県にある「箸墓古墳」は日本で11番目に大きい前方後円墳です。 箸墓古墳 この古墳、築造されたのが3世紀中ごろで、 『魏志倭人伝』で卑弥呼が亡くなったとされる時期と 同じ時期の古墳なんです! 諸説ありますが、『魏志倭人伝』に書かれている 卑弥呼の墓の大きさともほとんど同じなのだとか。 なので、この古墳を卑弥呼の墓だと考えている研究者が多いんです! その「箸墓古墳」は現在、 宮内庁が管理する天皇家の古墳として保護されており、 宮内庁が比定している埋葬者が「モモソ姫」なんです! つまり、「卑弥呼=モモソ姫」かもしれない、という訳です! ね?面白いでしょ?

モモソ姫はどんな人?

モモソ姫は『日本書紀』に少し登場する人物で、 10代天皇の巫女として活躍しています。 神様のお告げを夢で見たり、 自分に神様を憑依させて天皇に神の声を聞かせたり、 天皇に対して助言をするような立場だったことが書かれています。 (はじめての日本神話ということなので、これ以上詳しくは書きません!) 巫女という点も、卑弥呼との関連を感じさせますよね~。

そして、最も興味深いのが、 モモソ姫が亡くなった後、 彼女の墓を昼は人が造り、夜は神が造った という記述です。 どうやらモモソ姫、ただ者じゃない!

まとめ

ここまで簡単に紹介してきましたが、 あくまでも一説で、否定的な説も多くあります。 卑弥呼は天皇家だってことを断定する証拠も まだありません。 ただ、古代史を語る上でみんなが大好きなのが卑弥呼ですよね。 もし彼女が天皇家として日本神話に登場しているのなら、 やっぱりロマンを感じますよね~。

そして何より、モモソ姫の墓とされる「箸墓古墳」は、 日本最古の前方後円墳とされています! そう、彼女が亡くなったことで古墳時代が始まっているんです! やっぱりモモソ姫、ただ者じゃない!

そういえば、モモソ姫の時代、 10代天皇の時代はどうだったのか、気になりますよね? モモソ姫が仕えていた10代天皇の頃、 ヤマト朝廷はまだ日本を統一出来ていませんでした。 その統一を大きく推し進めることになるのが「ヤマトタケル」です。

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