はじめての日本神話 神武天皇

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神武天皇って?

「神武天皇って誰~?」
「神武天皇は天皇で~、日本神話の登場人物で~、あとは知らん!」
多分みなさんの思ってることは、こんな感じですよね?
日本神話というか「日本」という国を語る上で
超重要人物なのに、なぜか影が薄いんですよね~。

まず簡単に、神武天皇がどんな人かと言うと、
アマテラスの子孫で、日本の初代天皇です。
そう、「日本」は彼から始まったんです。
今の天皇陛下も、神武天皇が先祖だというわけです。

ただ、教科書では一切出てきません。
本当にいたのか、想像上の人物か、わからないからです。
古代史なのか日本神話なのか、少しややこしいのが神武天皇なんですよね。

あくまで、このページでは日本神話の登場人物として彼を紹介しますね。

いざ日本建国へ

神武天皇について簡単にまとめると、、、、


神武天皇のひいおじいちゃんが
この国の主として地上に降臨!
今の宮崎県で暮らすことに。
そして、かなり月日がたったころ、神武天皇が産まれる。
成長した神武天皇は、
この国を真ん中あたりで統治するため、東に向かうと決心!
図①
真ん中にあたる大和(奈良)に着く直前、
地元勢力の激しい抵抗にあって、やむなく後退。
●神武天皇
「せや!俺はアマテラスの子孫やのに
 太陽に向かって戦ったから
 負けてしまったんや!
 だから、太陽を背にして戦おう!」
そうして、グルっと回りこんで熊野(和歌山県南部)から大和を目指すことに。
図②
道中、やっぱり道に迷う神武天皇。
すると、天から道案内の使いヤタガラスがやってくる。
(ヤタガラスについてはヤタガラス(気になる方はクリック)をどうぞ)
ヤタガラスに導かれて大和へ向かう。
その道中、多くの地元勢力が神武天皇に従うように。
そして味方を増やして再び大和に到着して、
前回負けた地元勢力も従える。
神武天皇、とうとう大和を平定。
そして次の正月に、日本を建国しました!
図③
めでたしめでたし。


、、、といった具合です。
神武天皇が即位したのは正月ですが、
西暦だと2月11日になります。
この日は、 建国記念の日です!
そう、この祝日は神武天皇に関係している日なんですね~。
そして注意しないといけないのは、
これは神話だということ。
事実かどうかわからないので、
「建国記念日」
ではなく、
「建国記念の日」
になっています。

まとめ

神武天皇を祀る神社で有名なのが、
即位したとされる場所にある奈良の橿原神宮です
橿原神宮
この神社の近くには神武天皇のお墓とされる場所もあるので、
皇族の方々が何度も参拝に訪れています。

一見すると「そんな馬鹿な~」という判断をした神武天皇
でもその判断が大きな転機となり、
味方を増やすことが出来て、
結果として日本建国という大きなことを成し遂げることが出来ました。
もしかしたら、「そんな馬鹿な~」という行動が、
人生を大きく変えるきっかけなのかも?

神武天皇が即位して始まった「日本」の歴史。
ただ、彼以降も本当の出来事かはわからないので、
まだまだ日本神話は続きます。

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