はじめての日本神話 ヤマタノオロチ

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ヤマタノオロチってどんなバケモノ?

ヤマタノオロチが登場する神話については、
スサノオ(気になる方はクリック)をどうぞ。
このページでは、ヤマタノオロチそのものについて紹介します!

『古事記』・『日本書紀』で描かれているヤマタノオロチは、

と書かれています。
そして、人の娘をさらっていく。
うん、バケモンやがな!
そして、そのバケモノをスサノオは倒すわけです。
図①
だとすればスサノオは思っている以上にスゴイですよね!

その時、舞台となったのが出雲市に流れる斐伊川(ひいかわ)です。
斐伊川
実際に、斐伊川沿いにはヤマタノオロチの住処だった場所や、
酒に酔ったヤマタノオロチが枕にした山や、
ヤマタノオロチの首を埋めた場所など、
神話ゆかりの場所が数多くあります!

ヤマタノオロチって結局なに?

と、まあここまで書いてきましたが、
こんなデカいバケモノが実際にいるわけも無く・・・

ヤマタノオロチとは何かをデフォルメしたものだとされています。
その何かとは?
実は、斐伊川そのものだと言われています!
斐伊川の写真をもう一度見てもらうと、
斐伊川
川が少し赤く見えませんか?
実は斐伊川は鉄分が多く、赤く見える川なんです。

そして、ここで思い出して欲しいのが、
ヤマタノオロチの腹は血で赤くにじんでいることと、
ヤマタノオロチの尻尾から神器の剣が出てきたことです!

つまり、ヤマタノオロチ神話とは、

といった出来事をデフォルメした話だという訳です!
ヤマタノオロチの正体が赤い川だったとしたら、
大きすぎるサイズにも納得がいきますね!

まとめ

でも、神話というのは不思議なもので、
神話の舞台と呼ばれる場所は数多く存在し、
その伝承はいつからなのか不明なほど古いものばかり。
なので、まるで本当にあった出来事のように思えてしまう。

だから面白んですよね~。
もしかしたら、記述よりも小さいサイズで
実際にヤマタノオロチがいたのかも!?
そんなことを言っても誰も否定できないのが
神話の面白いところです!
こういったユーモアって大事ですよね~(笑)。

さて、次のページでは正真正銘のしゃべる動物が出てきます!
それが「因幡の白兎です」

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