このパートでの登場人物の相関図

仁徳天皇の皇子達
父である⑯仁徳天皇の跡を継いだ⑰履中天皇でしたが、 次男のスミノエはよく思っていませんでした。ある日の真夜中、スミノエは難波宮に火を放ちます。兄を亡き者にしようとしたのです。 履中天皇はなんとか脱出し、安全な大和(奈良)に避難します。そこに、弟である三男が駆けつけるも、疑心暗鬼となった天皇は、 味方であることを証明してほしいと言います。三男は証明するために、スミノエの軍勢を破り、スミノエもそのまま倒します。 ⑰履中天皇はそれを聞いて一安心はしたものの、反乱が起こった縁起の悪い場所だとして難波に帰りませんでした。そして大和で病気になりそのまま没します。 そして次に即位したのは三男の⑱反正天皇でしたが、彼も病気がちだったこともあり、後継者を指名しないまま没します。 次に即位したのが病気で伏せっていた四男の⑲允恭天皇です。 なんかもう、皇族はボロボロになっていますね。

皇太子の流刑
病気がちだった⑲允恭天皇ですが、新羅の医者が整合した薬のおかげで政務は何とか行えていました。 そして、後継者の重要性を理解していた天皇は、9人の子供を設け、長男・カルノミコを皇太子に指名します。 しかし、カルノミコは実の妹と結婚してしまったため、世間から天皇にふさわしくないとされます。 ⑲允恭天皇の没後、後を継いだのは世間の後押しもあったカルノミコの弟・⑳安康天皇でした。 それをよく思わなかったカルノミコは反乱を企てますが事前に見つかってしまい、伊予の湯(道後温泉)に流刑となります。
これで後継者問題は一安心かと思いきや、まだまだ波乱が続きます。
~神話紀行~
上石津ミサンザイ古墳
履中天皇が眠る陵墓です。日本で3番目に大きい前方後円墳で、世界遺産に登録されています。 上石津ミサンザイ古墳に関するページは こちら からどうぞ!
田出井山古墳
反正天皇が眠る陵墓です。仁徳天皇陵の北側に位置する前方後円墳で、世界遺産に登録されています。 田出井山古墳に関するページは こちら からどうぞ!
市ノ山古墳
允恭天皇が眠る陵墓です。全国で19番目の規模を誇る前方後円墳で、世界遺産に登録されています。 市ノ山古墳に関するページは こちら からどうぞ!
道後温泉
妹と恋に落ちた皇太子・カルノミコの流刑先となった温泉です。道後温泉自体は神話の時代からも登場する、由緒ある温泉です。 道後温泉のホームページは こちら からどうぞ!
