青銅器がザックザク
今回紹介するのは二つの遺跡です。島根県の出雲地域に位置している荒神谷遺跡と加茂岩倉遺跡は、 古代日本史研究を大きく塗り替えた遺跡です。
この遺跡の凄いところは単純です。日本で一番多く青銅器が見つかったから!
荒神谷遺跡では、それまでに見つかっていた弥生時代の銅剣の合計を上回る358本!もの銅剣が出土しています。 一方の加茂岩倉遺跡では、一か所から39個もの銅鐸が出土するという、これまた日本の遺跡では最も多い数となっています。
銅剣358本などが出土した荒神谷遺跡
銅鐸39個などが出土した加茂岩倉遺跡
この遺跡は、青銅器だけについて語ってもすごい遺跡なのですが、それよりも凄い点が、神話が現実だったかもしれないと証明したことです。
神話の王国は事実?
実はこの二つの遺跡が見つかる以前、出雲からは古代遺跡があまり見つかっていませんでした。 なのに『古事記』『日本書紀』では、この地域にオオクニヌシの王国があったことが記されているので、 一部の研究者は出雲の王国はあくまで神話の世界であり、現実には存在しなかったと考えていたようです。
しかし、この二つの遺跡が発見されたことで、これほど大量の青銅器を所持していた大きな勢力が存在していたことが証明されました! そう、出雲神話で描かれた物語が本当の出来事かもしれないという可能性が増した訳です! 「もしかしたらオオクニヌシは実在の人物かもしれない」「青銅器の持ち主はオオクニヌシ?」などなど、妄想を繰り広げられる土壌が出来上がったのがこの二つの遺跡のおかげなんです。
そんな妄想や遺跡からわかる最低限の情報を駆使して、当時の古代出雲王国をこちらで簡単に紹介しています。 興味のある方はこちらもどうぞ!
